2016年4月15日 プノンペン事務所 中島朝子

ソングリーの退職
皆さん、こんにちは。4月に入り、カンボジアは最も暑くなる時期を迎えています。今 日の最高気温は37度!日に日に暑さが厳しくなっています。 そして、4月といえばクメ ール正月。今年は13日から16日までがクメール正月で祝日となっています。 金曜日の 今日辺りから、帰省ラッシュが始まりそうです。 さて、現在、カンボジアのプノンペン事務所には2人のカンボジア人スタッフが働いて います。 識字事業や養豚事業に携わり、通訳としても活躍しているソングリーと、学校 建設事業や図書支援事業に携わっているチャンニーです。 残念ながら、4年間 ASAC で 働いてくれたソングリーが、家庭の事情により4月末で退職することになりました。 退職 後は、プノンペンを離れ、コンポンスプーの実家に戻るそうです。真面目だけどお茶目で 頼れるスタッフだったソングリーには、赴任当初から今日まで支えてもらいました。 彼の 退職はとても残念ですが、新たな夢に向かってがんばって欲しいと思っています。

<ソングリーから退職のご挨拶>
ASAC で働く機会をいただけましたこと、そしてご支援とご指導を賜りまして、ありが とうございました。 特に、非識字者をサポートしたり、カンボジアの子どもたちに様々な 機会を与えることができたこのやりがいのある仕事が、私は大好きでした。 この仕事は 私の視野を広げてくれ、知識を高めてくれました。 識字事業を担当する前の私は、特に 非識字者や子どもたちに関する諸問題などの社会問題には目を向けることもなかったで すし、はっきりと理解もできていませんでした。 しかし、ASAC での4年間の勤務経験 から社会の為に働くことを理解し、先生や関係者とどのように協力していけばよいのかを 学びました。 この仕事は決して容易ではありません。私たちは、道路状態が悪い中、他州へ出張に 行かなければなりません。 それでも、私にとっては、自分自身を高めさせてくれた仕事で あり、特に、私の国の人々や子どもたちをサポートさせてくれた仕事でした。 私は、ASAC で非識字者や子どもたちの為に働くことができて、とても幸せでした。 私は ASAC を退職することになりまし たが、実家(コンポンスプー州)で子ども たちや非識字者の為に働きたいと思っ ています。 それが私の夢でもあります。 最後に、私に素晴らしい機会を与えて 下さった ASAC のスタッフの皆様に 感謝を申し上げます。 そして皆様の ご健康とご成功をお祈り申し上げます。
シアン・ソングリー


(左:ソングリー 右:チャンニー)

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