第3回養豚支援事業完了
〔選ばれた 24 世帯の皆さん〕 |
カンポット州にあるギャレットモーガン・キリプラサット小学校の村で昨年 12 月に 選ばれた 24 世帯 24 名で第3回目の養豚事業をスタートしました。
各世帯に子豚を 1 頭 ずつ提供し、3 ヶ月かけて育て上げた後、購買意欲が高まるクメール正月前(4 月)に販売 して利益を得ることを目標に掲げていました。
しかし猛暑のために豚が十分に育たなかっ たことが一因で 6 月までずれ込んでしまいました。
この猛暑は、養豚成功率にも影響を与えてしまい豚を提供した 24 世帯の内、豚を販売 して利益を得たのは 54%の 13 世帯でした。
しかし貧困であった 13 世帯が最終的には自分 の力で利益を生み出し村発展のためにと その利益の 5〜10%をキリプラサット小学 校に寄付をしてくださいました。
寄付金の合計額は$77.50 になりました。 本事業に限らず、村の発展のためにと 継続してご支援下さった神宮さんに感謝 致します。
養豚支援受益者の声より
昨年 12 月からの養豚支援で 13 世帯が豚を販売して利益を得ることができました。その 利益は、トラクターの購入費や庭の土入れ代など、様々な用途で使用されました。
成功者 の中には、養豚を続けている人もいました。成功者は養豚するにあたり「何の問題もなかった」と答える人が多くいましたが、失敗者の多くは 3 月〜4 月の猛暑と水不足が養豚に 影響したと答えています。
養豚に成功した 13 世帯すべてが、利益の一部を村の小学校に寄付してくださいました。 集まった寄付金は、学校から要望のあったゲーム(算数やクメール語のゲーム)と水を 購入しました。
これらの寄贈物品は、寄付してくれた村人から直接児童に手渡されました。
【利益の一部を学校に寄付した成功者の声より】
★ $9 を自分たちのために使うよりも、子どもたちのめに使用した方がより価値があると思い
学校に寄付しました。機会があればもう一度養豚をしたいと思っています。
★ 自分にもできると分かり、引き続き養豚を行っています。現在、2 頭の豚がいます。
学校に寄付できたことをうれしく思っています。
|