2016年8月 プノンペン事務所 大工原由香
スースダイ!(こんにちは!)ここプノンペンは雨季真っ盛りですが、毎日雨が降らず、その分降るときはバケツをひっくり返したような降り方をしている今日この頃。
毎日のように虫に好かれるため、かゆみ止めの手放せない日々を過ごしております。
さて22期識字プロジェクトがいよいよ開始、現在新しい先生2名がクラス開講式に向けて蒸し風呂のような暑さの中、識字トレーナーのブンペインさんの下、がんばっております。
この先生方が決まるまでの様子をお伝えします。
今回の識字教育開催地区は、コンポンチャム州バティエイ郡トラブ地区の4村、トムプロン村、トゥマイ村、トゥコブ村、チャンクン村です。
この地域一帯米の生産が盛んな地区です。新緑の田園に真っ白なやせこけた牛たちが妙に映える光景が痛々しく感じます。
どの村も、18歳以上の5、6人に1人が非識字者です。今回トムプロン村の代表宅へお伺いし、お話をうかがうことができました。
この村は人口が615人の内18歳以上の6人に1人が非識字者です。この村は数年前に識字プロジェクトを行ったことのある地域で、
77%ほどが識字教育に興味はあるようですが、仕事優先になってしまうのと教育への認識がなかなか浸透しきれていないようです。
ポルポト時代を経験した人が現在親となっているのが非識字者が多い理由の一つのようです。
トムプロン村にある村民宅
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小さな店もちらほら営まれている
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識字クラスにぜひ参加したいという夫婦
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トムプロン村代表との歓談
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