2017年2月 プノンペン事務所 大工原由香


1月、2月は気温が普段よりも朝、かなり低くなることが多くなります。通常30度以上というのが普通の気温ですが、予報で「20度をきります」となることもあります。

さて今回は英語のストーリーブックの寄贈についてお話させていただきます。

事務所には10年以上前にアメリカのNGO ‘Room to Read”から大量のストーリーブックを寄贈していただいています。英語であるためローカルの小学校に寄贈するにはクメール語に訳す必要がありますが、当時は事業がフル回転で翻訳をしている時間が無かったのではないかと思いますが、私が赴任してきたときに大量の本がほとんど手付かずでほこりを被り放置されているのを見て、宝の持ち腐れだと思い、どこかに英語の本を必要としている受け入れ先が無いか調べて見ました。プノンペンはインターナショナルスクールも通常の学校も結構ありますが、本が無くて困っているという学校はほとんど無いと見ています。地方に持っていくには経費がかかってしまいますし、なかなか英語の本が無くて困っている学校は探すのが難しかったのですが、プノンペンに着てから人間関係を頼りに、外国のNGOから本が欲しいという連絡がぽつぽつ入るようになり、少しずつではありますが必要とされている団体へ本を寄贈していっています。

以下いままでに寄贈した書籍の寄贈先をお知らせいたします。

*The Smile of Cambodia
現地の小学校
https://www.hagarinternational.org/international/
Hagar Internationalを通しての寄贈

*Mother’s Heart
カンボジアのNGO:シングルマザーのサポートをしている団体
https://www.facebook.com/MothersHeartCambodia/?fref=ts
Hagar Internationalを通しての寄贈

*Heart of Gold
日本のNGO:元マラソン選手有森裕子さんの立ち上げたNGO
https://www.facebook.com/ハートオブゴールド長岡クラブ
寄贈先はローカル孤児院

*Snadai Khmae
カンボジアのNGO:日本人の博子さんが経営しているローカル孤児院
http://snadai.blogspot.com

*Ptea Tuek Dong
カンボジアのNGO:子供と大人のエンパワーを主体にしている団体
https://www.facebook.com/pteateukdong/?fref=ts
Impact Charitable Trust, NZを通しての寄贈

*SKOPE
いくつかの外国のNGOが共同で行っているプロジェクト:今回は図書館支援
https://www.facebook.com/SKOPECambodia/


このSKOPEの図書館支援のコーディネーターは20代イギリス人の女の子でした。 ランチを一緒にしましたが、日本人の同年代にはいないタイプの女の子でした。 カンボジアが大好きで、ボランティアに情熱を傾けていました。
彼女がカバン一杯に持っていった本がコンポンスプー州にできた小さな図書館に寄贈され、ASACの名前がプレートに刻まれました。小さなサポートなのに、ネームプレートは正直びっくりしましたが、心温まる写真を下記に。(プレートの一番下がASACの名 前です)


どこの現地のNGOもカンボジア人によるカンボジアのNGOというのは意外と少なく、必ず外国人のコーディネータやマネージャーがいて指揮を取っているのが印象的です。 いろいろなNGOがカンボジアのために活躍しています。ぜひ他の団体の活動も見てみて下さい。


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