2017年4月24日 プノンペン事務所 大工原由香


=クメール正月=

今回、カンボジアに赴任してから初めてのクメール正月を迎えました。この期間はプノンペン市内はこんなに人がいなくなるのかというくらい閑散としてました。
今年は、14〜16日の3日間がクメールの休みでしたが、会社などで12,13日ごろからオフィスを閉じ18日ぐらいまで連休というところが多かったです。
弊会も11日から18日くらいまでオフィスをクローズし、2名のスタッフは実家に里帰りしていました。私はと言いますと、初めてのお正月ということでプノンペンで過ごすことにしました。
個人的にも色々やらなければならない事があり久しぶりにゆっくりできた休みでした。
クメール正月は通常パコダに行きますが、私が住んでいるプチホテルは、最近内装と事業内容を変え、ホテル事業と美容院及びスパを同時進行させることになり、13日にお坊さんを呼んでお祓いをしていただきました。これに私も参加させていただきました。
お供え物は建物の入り口、メインの場所、そしてキッチンに果物や飲み物がお供えされていました。果物だけのところはお茶だけ、また肉を添えるところは赤ワインと決まりがあるようです。
お坊さんが来てから長いお祈りが始まり、こちらは日本の正座と違って日本でいうところの足を崩した“女座り”が正式な座り方となり、この形で長時間座るのも足がしびれて可成り苦痛でした。ゴザを敷いたコンクリートの上に座っていたためもあります。
お祈りの際に、お坊さんが刷毛のようなもので、水を部屋中に振りまき、また花のみをお祈りしながら撒くので,身体中が濡れるは、頭から身体中に花がくっつくはで凄い状態になっていました。
新しく始める美容院の商品を始め、面白かったのは、みんなが使っている携帯電話も山積みにしてお皿にのせられ幸運が来るようにお祈りしてもらっていました。
最後に、今後を占ってもらいましたが、私はお金が貯まらず人のために使うようにできている。と言われました。又、結婚は今年はできないと。今年一杯はいろいろ苦労があると思うが、来年は良いことがあると言われました。本当だろうか、と思った次第です。


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